HiDefDrum 使用感:続報

なにやらAtomic FloydのイヤホンがApple storeの新年福袋に入っていたそうな.
これだけでも並ぶ価値ありだったな.
年末に購入したHiDefDrumが好調だ.
うちの父親が買った(ラッキー!)The Beatlesのリマスター盤Boxを借り受けて,デスクワークしながら聞きまくっているのだが,聞けば聞くほど今まで使っていた安物のイヤホンとは雲泥の差.
ちなみに今まで使っていたのは,職場のMacBook用としてSennheiserMX500,iPod/iPhone用としてはPhilipsのSHE9700で,いずれも廉価なイヤホンとしては比較的コストパフォーマンスの良いものとして定評があると思うのだが,やはり値段の差は超えられないなというのが正直な感想.
購入直後のインプレでも同じようなことを書いたので繰り返しになるが,比較すると圧倒的にクリアーな音がする.HiDefDrumに比べると,廉価なイヤホンは鼓膜とイヤーピースの間に薄い膜が存在するのでは?と思えるぐらいにくぐもった音である.大げさでなく聞こえていなかった音が聞こえてくる.

低音から高音までのバランスがよいというのも前回挙げた美点の一つだが,このバランスのよさのおかげで聞き疲れしにくい.(もっとも,数時間聞きっぱなしということはあまりないが)
装着感も相変わらず僕には良好であるが,世間的には少ないと言われているタッチノイズが少し気になる.私服の時はさほど気にならないが,職場で白衣を着ている時に使うと,どうも白衣の素材との相性が悪いのか,不快きわまりないノイズが耳に伝わってくる.ファブリック製のケーブルはクセがつきにくく断線もしにくいので嫌いではないのだが,以前に使ったことのあるPhilipsのファブリックケーブルのイヤホンでも同じようなタッチノイズに悩まされたので,これは宿命なのかもしれない.
レザー製のイヤホンケースが付属しているのだが,これにも少々不満あり.どら焼きのような形をしたケースの中にイヤーピース部を収納しケース外周にケーブルを巻き付けるという仕様なのだが,ジャック部の取り扱いに困る.ジャック部がイヤーピースと一緒にケース内部に収納できれば言うことないのだが,どうも中途半端なところでケーブル長が尽きてしまいジャック部はケース内に収納できず,やむをえずケーブルをたるませてジャックを収納せざるをえない.接点がむき出しというのはいかにも精神衛生上よろしくないし,かといってケーブルがたるんでいるのもよろしくない.せっかくのケースなのにもったいない.
ま,こんな本質とは関係ないところが気になるあたり,HiDefDrumを如何に気に入っているか伝わるだろうか.ほんとよい買い物だった.
(けど,Shureなど他社のハイエンドイヤホンも聞き比べてみたくなってきてしまうという意味では恐ろしい(笑))