続・ローラー中のテレビ問題「DTCP-IPがiOSで解禁!」

先日ローラー中のTV視聴環境向上への提言を募集したところ、高校の同級生であるふじぽん。氏から非常に有益な情報を頂戴した。
それはDTCP-IP対応iOSアプリ登場」
今更解説も不要だろうが念のために書くと、DTCP-IPとは、BDレコーダーなどをサーバーとして稼働させ、保存された映像コンテンツを他の部屋のデバイス(クライアント)で見てしまおうというもの。パナソニックが「お部屋ジャンプリンク」とか独自の(これが普及を妨げる原因となっているとは理解できないんだろうか?)ネーミングで普及を図っているもの。
パナはかなり熱心な方だが、他の家電メーカー製のレコーダーも、ほぼDTCP-IPサーバー機能を有している。問題は受け取り側(クライアント)で、残念ながらiOS対応のクライアントアプリが存在しなかった。詳しい技術的な仕様は正直理解できていないが、このDTCP-IPという規格自体が本邦の家電メーカー主導で決まったものなので、悪名高きコピーワンスやコピー10などと同じく海外製のデバイスへの門戸は開かれているとは言いがたい。Appleさん自体は極東の一国の特別な仕様のためにiOS自体をいじってくれるわけもなく、事実上、DTCP-IPの規格そのものがiOS側に擦り寄るしか道はないと思われていた。
が、B-CASカードが未だなくならないように、コピーガードがいまだなくならないように、そんなことは起こるまい・・・と半ば諦めていたのだが、奇跡は起きた!どうやらDTCP-IPのバージョンアップに伴い、iOSでもアクセスできるようになったらしい。
ということで、現存する唯一?のアプリ「Twonky Beam」を早速ダウンロードして試用してみた。このアプリの開発元が公式にサポートを表明しているのはSONY製のレコーダーのみで、パナやら東芝なんかはサポート外。もちろん試したところで実害があるわけではないので試してみたが、残念ながら我が家で使っているパナDIGA DME-BW770では全く動作しなかった。サーバーとしては見えているのだが、メディアファイルの一覧すら表示できない状態。
我が家の環境ではダメだったが、アプリのレビューにはSONY以外のレコーダーでも動いたという情報も多数寄せられており、ここらへんは相性の問題かもしれないので、ぜひ試してみるべきだろう。
ちなみにTwonky〜以外のアプリも出てくるらしいので(そっちはパナとの親和性が高いらしいので期待大!)、今回ダメでも望みは捨てないでほしい。
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DTCP-IPさえ機能してくれれば、TVから音を飛ばす方法を考える、なんていう不毛なことは全く必要がなくなり、っスポーツタイプのBTイヤホンで全て解決。映像見るも、音楽聞くも、Podcast聞くも自由自在でローラーを楽しめちゃう。
むしろ頭を悩ますべきは、iPhoneiPadを如何に汗から防御するかということだろうwww
参考記事:Phile-web 【コラム】iPhone/iPadのDTCP-IP対応、現状と今後の課題