シマノ鈴鹿

シマノ鈴鹿に初参戦してきた。

乗鞍に当選したけど、ヒルクライムの練習をみっちりする気力がなかったのと、一人で乗鞍まで運転して行くのが面倒で、去年仕事の都合でDNSとなったシマノ鈴鹿に方向転換。

父方の実家が鈴鹿ということもあり土曜日の夕方から泊まらせてもらうことにした。
およ12年ぶりに里帰り。ちょっと道に迷う。

伯父さん/伯母さんが歓待してくれて、心地よく過ごせた。
いつもはレース前には絶対に飲まないビールも飲んだが、少量だったので、ぐっすり眠れた。
伯母さんの料理が美味しくついつい食べ過ぎてしまったのが懸念材料。

朝4時過ぎに起床すると雨音が・・・。
天気予報では晴れるということだったが・・・。
と思っているうちにあっという間に雨が上がる。

サーキットまでおよそ15分の距離。5時前に会場に到着。
駐車場がすぐに埋まると聞き、早朝に出発したが、なんのことはない、サーキットに隣接した駐車場は今年から有料・事前予約制となっており、それ以外の参加者が利用する駐車場にはまだまだ余力がありそうだった。
参加種目にもよるが、こんなに早朝にくる必要はなかった。
ただ、サーキットの試走は6時15分から1時間ほどだけなので、自転車でサーキットを走ったことがなかった今年に限っては早朝にきた甲斐はあったと言えよう。

全くの個人参加なので、荷物を置かせてもらったりする場所を確保するため、職場の先輩のチームが利用しているパドックにお邪魔させていただいた。
カヤマレーシングの皆さん、本当にお世話になりました。

試走してみると、事前に聞いていた通り、ホームストレートが微妙な勾配。こりゃあ、早くに仕掛けると脚にくるだろうな・・・と思いつつ、まさかそれが現実のものになろうとは・・・。

エントリーしていたのはオープン1(3周)とインターメディエイト(2周)の2種目。
試走を終えてもまだ3時間以上暇だったので出店ブースをぶらりと覗く。
前から試したかったDefeetのソックスとパナレーサーのタイヤが激安だったので購入。

試乗やらなんやらしているとあっという間にレース招集。
さあ、やるぞ。

で1レース目、オープン1。
普段集団走行しないし、こういうスピードレースにある程度以上のクラスにでるのは初めてなので、怒号の飛び交う集団内の雰囲気に少々ビビる。
が、そうも言ってられないので先頭集団に入り込み、淡々とついて行く。
2周目ゴール時点でスプリントポイントがあるのだが、それ狙いの選手が2周目途中から単独で先行。誰も追わず、3周目に入ってすぐに集団に吸収。
最終周は微妙にスピードが上がる。とは言え、ヘアピンまではさほど大きな動きもなかったが、ヘアピン直後の下りで一人がアタック。また誰も追わない。しびれを切らしてしまった僕が第2コーナーあたりで単独で追走し、そのまま先頭に。
あわよくば!と一瞬だけ思ったが、ホームストレートの登りに脚は見事に売り切れ。後方からのスプリント集団にごぼう抜きされ、結果20位に沈んだ・・・。
ま、自分なりに見せ場を作ったからよかったかな。場内アナウンスでも少し盛り上がってたらしいし。

1時間半ほど休んで2レース目。正直、脚の疲れはとれていない。
1レース目と出場選手層がずいぶん違い、自分が言うのもなんだが、初心者が多い。
斜行しまくるし、こんなところで詰まるか?っていうぐらいの登りでスピードダウン。その間にも先頭は遥か先に・・・。
エントリーナンバーが遅く、かなり後方からのスタートとなったので先頭集団に混じるだけでもずいぶん疲れた。およそ1周かけて先頭集団に潜り込んだ。
2周で終わりとなるとみんな割と積極的で、小さなアタックがときどきかかるが、しばらくすると集団が吸収、というのを数回繰りかえす。
今回もやはりレースが動いたのはヘアピン以降。S字あたりから単独でアタックがかかる。レース開始前から要注意と思っていた、おそらく競輪選手。1kmほどの独走力でプロに勝てるはずも無く、そのままその選手がゴール。
僕は先頭が思っていた通りの選手になったので、1位はすでにあきらめモードになり、なんとか表彰台を狙うようスプリントに入るタイミングをはかる。1レース目の教訓を生かし、ぎりぎりまで先行する選手の後ろで脚をため、ラスト100mちょっとで発射。数人は抜いたが、表彰台には届かずの8位に終わった。

シマノ鈴鹿では10位まで入賞らしく表彰状をいただいた。
副賞はボトルとタオル。って完全に去年の残り物なんですけど・・。贅沢は言うまい。

疲れた体だが、さすがに鈴鹿は近い。2時間もかからず帰宅。

シマノ鈴鹿は思っていたよりも参加者が少なく、微妙にこじんまり感が漂っていたな、という印象。元々カーレース用の施設なんだから、自転車だとこじんまりしても仕方ないか。
参加料が妙に高いのがちょっと気になるが、来年も来てもいいかなと思える大会ではあった。