GDR

昨日の鈴鹿でみかけたGDR(グラファイトデザイン)のフレーム。
ラグ構造のオールラウンド用とモノコック成形のヒルクライム用の2種類あったうち、前者に試乗。

目指しているコンセプト的には今乗っているLook595と近いんじゃないかと感じた。
構造的にも今さらあえてラグ構造。しかもチューブも今時の大口径ではなく比較的細身というのも似ている。
振動吸収性はタイヤの違いもあろうが、GDRの方が優れているように感じられた。ロードノイズが見事に打ち消されている。長距離乗ったときに差が出るだろうな。
かといって、ちょっとパワーをかけたときの反応も良好。しっかり受け止めてくれる。ここらへんの味付けも595(ノーマル)と同じで、しなりを活かしてバネのように進む感じ。鬼のような高剛性バイクという感じでは毛頭なく、メーカーの人も「意図的に剛性を落としてあります」と言っていた。このモデルは新城選手が使っていたモデルがベースになっているそうだが、新城選手でもこれぐらいの剛性で十分であったらしい。ましてや素人の僕らには十分なんだろう。
コーナリング時のハンドリングや、ダウンヒルに持ち込んだときの感覚は確かめられなかった。

先行販売されていたフロントフォークの評判がよかっただけに結構期待して乗ったのだが、期待を裏切らない仕上がりか。
グラフィックもめちゃくちゃかっこいいとはいわないが、レース機材としては許せる範囲。

ただ、値段もそれなりで40万。