カンパ 09エルゴパワーの不具合

昨年秋にシマノ105からカンパ コーラスに乗り換えて以来(コーラスのついたバイクは盗難にあってしまったが)、コンポはカンパユーザー。
造形美がたまらない。

今は09のケンタウルを使っている。
性能には非常に満足しているのだが、エルゴパワーの調子が悪い。
実は鈴鹿の第2レース前から、リアブレーキレバーの動きがおかしくなってしまった。
具体的には一度引いてしまうと、どこかで干渉しているようで、ブレーキを引き続けてしまうというもの。
カンパのブレーキは非常にコントローラブルで、かつ鈴鹿はハイスピードで走り続けるレースなのでフロントブレーキだけでなんとかレースはごまかしたが、このままずっとというわけにもいかない。

帰宅後ググってみると似たような症状の方を見つけた。
http://diffuseness.blog91.fc2.com/blog-entry-66.html

レバーを外してみようと試みたが、ピンがめちゃくちゃ固くてなっかなか外れない。平行ポンチが必要だなと判断し、本日ようやく帰宅途中に購入。(本当は昨日作業する予定だったのだが)
おもいっきりぶっ叩いてようやくピンが抜け、レバーが外れた。

写真を撮るのを忘れたので伝わりにくいと思うが、一応文章で書いてみる。
09モデルのレバーは手で握るレバー本体が最上部でカタカナのコの字型になっている。(これはレバーを思いっきり引けば見られる)コの字の開いたところに、ブレーキワイヤーを引っ掛ける部分が横渡しになっているというような構造である。
今回はこの引っ掛ける部分が何らかの原因でずれてしまい、結果としてコの字の開いた部分がさらに開いてしまい、ブラケットと干渉していたようだ。
分解後、引っ掛ける部分を元に戻し、またずれないように瞬間接着剤で入念に補強しておいた。
レバーをピンで固定し直し、ワイヤーを張り直すと元通りのレバーの動きに回復。
よかったー。

行きつけのショップに尋ねたところ、補修部品で請求するとレバーだけで2万以上するんじゃないかということだった。こういうアフターパーツの入手性、値段はやはり圧倒的にシマノが優位だな。
鈴鹿で79デュラ仕様のGDRフレームに乗ったが、久しぶりにシマノに乗ると、変速のすばらしさに少し心が揺れた自分がいた。やっぱ、カンパとは違うなあ。純然たる機械としてはシマノだね。
カンパを使う人間性っていうのはMacにこだわる人間性に近いものがあるような気がする。
かくいう私はMac党ですが。