「Prezi」の衝撃

昨日参加した神戸医療イノベーションセミナーは前のエントリーにも書いた通り、かなり刺激的な内容であった。残念ながら途中で呼び出しをくらってしまって、一番聞きたかったOsirixの使いこなし情報を得られなかったのが残念。
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そんななか、非常に印象深かったもの。それは桜新町アーバンクリニックの院長、遠矢先生のプレゼンだ。内容そのものももちろん興味をそそるものであったのだが(iphoneを使って現場で紹介状作成ってすごい近未来的!とかね)、なによりプレゼン方法が素晴らしく、かつ斬新。
一枚絵のプレゼンボードの上を滑らかにカメラが移動するかのようにプレゼンが展開され、時にズーム、時にパンして、さらには画面がくるっと横向きに回転したりもする。
僕は普段Ketynoteを使っているのだが、Powerpointであれ、Keynoteであれ、実際上大した差はない。ほとんど好みの世界。それはプレゼンテーションに対する基本的な概念が同じだからである。要は紙芝居をいかに美しく魅せるかということに注力されているのであって、根本的に紙芝居から脱却しようという試みは為されていない。前述の遠矢先生のプレゼンはどう考えてもこの両者からは生まれてこないものだ。一体どういうソフトを使っているのかというと、それがPreziだ。
Preziはクラウド型のアプリケーションで、基本的な機能は無償で使うことができる。ただしどうも無償版だと制作したデータが無条件に公開されてしまうようで、Privateなプレゼンをつくりたければ有料会員にならねばならない。このソフトの特徴はアートボードとでも呼ぶべき一枚の板の上にすべてのプレゼン資料を詰め込んで、それを自由自在なカメラワークで見せていくというもの。従来型の紙芝居型プレゼンを作る以上に、全体の構成を作り上げる力が必要になるという点では一般ウケしにくそうな代物ではあるが、作り込んだときのインパクトはすさまじい。
学会などでは使用ソフトの制限があるので実際にはなかなか使う機会は訪れないかもしれないが、とりあえず今後のプレゼンの流れを作る可能性を秘めたアプリであることは間違いない。
ってググってみたら結構日本でも広まってきているんやね。
百聞は一見に如かず。Youtubeにもいくつか動画が上がっているのでぜひご覧あれ。

これはYoutubeに上がっていたサンプル。
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とりあえず教職員特権でEducational Licenseを申し込んでおいた(笑)