ツールドおきなわ2011市民140km:15位

22時半就寝で5時前に自然起床。熟睡できた。こういう時に緊張して寝られないってことがない性格なのは素晴らしい。
昨晩食べた薬膳鍋が効きすぎているのか下痢というほどではないがお腹が緩め。不安材料がひとつできてしまったが、脚の調子はバッチリ仕上がった感覚。疲れなし。場所取りしたらアップはできないし、いきなり登りなのでスタートオイルをしっかり塗っておく。スポーツバルムのイエロー1を使用した。
国頭村まではチームメンバーが借りたハイエースで移動。自走した一昨年とは比べものにならない快適さ。6時半ごろにはスタート地点に着いたが、レースは9時過ぎから。場所取りだけすませてから駄弁ったりしているうちに時間は過ぎて、予定より10分ほど早く9時5分にレーススタート。
一回目の普久川ダムの登りは、かなりスローペースに感じた。アップしていない脚でも負荷をあまり感じずええ感じに登りきれた。しかし下りで地味に離されてしまう。うう、やっぱり下りは下手だなあ。
奥方面へ曲がったところで集団はまだ50人近くいる。ゆるやかなアップダウンだからなのと、やたらとペースがゆっくりな感じで、なかなか人数は減らない。レースというよりサイクリング大会的なのんびり具合。下りではセラミックベアリングに打ち変えたR-SYSの回転がノーマルに比べて劇的によいことを実感できた。ディープリムを使っている選手よりも脚を止めていられる時間が長く、前につっかえてブレーキを軽くあてざるを得ない状況が何度もあった。
今日はとにかく補給をしっかり取ることを意識して、30分毎にハニースティンガーを摂取。大阪出発数日前に仕入れておいたソフトフラスクにハニースティンガーを7本詰めておいたのだが、いちいち封を切らずにすむのでめちゃくちゃ摂取しやすかった。大正解!
そのまま大きな動きもなく、辺戸岬を回って海岸線、そして2回目の普久川ダムの登りへ突入。さすがに1回目よりも少しはペースが上がるが、集団をズタズタにするような動きはなし。自分で動きを作ろうかとも思ったが、1回目の下りでの醜態が脳裏を横切り躊躇してしまった。案の定、前から5人以内で登り切ったくせに下りでズルズル後退‥。
一昨年の記憶ではとにかく苦しかったことしか覚えていない東海岸に突入。‥けど、あれ?こんなに楽やったっけ?っていうぐらいに楽勝。登ってばかりなのは確かだけど斜度は緩いし、距離も短いので遅るるに足りず。集団はまだ30人ぐらい。まったりペースが続いているので全然減らない。そろそろ人数を絞りたいなあと積極的に前に出てローテーションを促しペースアップを図るも同調してくれる人がほとんどいない。それでも数人は同じような意図を持った人もいたので、何度か集団形成を試みるも、ローテが続かない。単独で逃げてみようともしたが、ネックの下りであっという間に差を詰められてしまうし、八方塞がり。結果的には無駄足をいっぱい使ってしまった。
高江の関門を過ぎて、平良のスプリント賞でなんとなく前に出てしまったので、一応軽く駆けてみる。僕のスプリントで勝てるはずもなく2着。またも無駄足を使ってしまう。しかも貴重なスプリントの脚を。
慶佐次の最終補給所も過ぎて、延長区間に突入。昨日下見しておいたので、きつめの前半2つの登りで動きがあるかなと警戒していたら、案の定tinoueさんとeuroadの選手がペースアップ。これで集団は小さくなるかと期待してついて行ったが、案外人数は減らず。その後も同じ様な動きが何度かあったが、決定打にはならない。僕もガツーンと行きたかったが、先ほどの無駄な動きのツケがやってきてさすがに疲れてきた。ここはやはり羽地ダムへの登りで勝負を付けるぞ!と脚を温存気味に。
大浦を曲がって、さあ羽地ダム。登り始めに、これから登る先にある橋が遠目に見えるのがなんとも疲れた身体と心に厳しい。ささっと抜け出して先頭に立ち、グイグイペースアップ。トンネルへは先頭で突入したが、アタック的な動きではなかったので、結果的には数名は絞れたみたいだけど、自分が期待していたような大ダメージは与えられず。
その後のアップダウンでも集団は割れずダムは下りへ。と、下っている途中、ホイールから異音。先日ベアリング変えたあとに玉当たり調整をしたのが、緩め過ぎていたのか、前輪からだけ妙な音がする。下りで転倒したくはないので、ただでさえ遅い下りでさらにペースダウンを余儀なくされた。が、なんとか集団内で下りきれた。
残りは5km強。スプリントに雪崩れ込んでしまっては万が一にも勝ち目はないので、仕掛けたいところ。となると、去年210kmの勝負がついたジャスコ坂以外あり得ない。けど、スプリントと同じぐらい独走力にも自信がないので、アタックが決まっても逃げきれるか一抹の不安が‥。そんなこと考えて逡巡しているうちにジャスコ坂に差し掛かってしまった。よ〜し、行ったるぞ!と思ってた瞬間、右からズバッと先に行かれてしまった!慌てて追いかけたが、切れ味のよいアタックで、あっという間に距離を開けられてしまった。
あとになって冷静に考えれば、ここで無理してでも自分もアタックかけて、先行した選手に追いつくべきであったが、単独の追走を諦めてしまった。これが、今回のレースでの最大の失策。
すぐさま集団で追走が始まったが、逃げている選手もなかなかなもので、3kmほどは逃げ切り、ラスト2kmを切ってようやく捕まえた。
あー、スプリントやあ〜。スプリント開始前から気持ちがすでに負けているのを自覚。一番左で待機してラスト200で行こう待ちかまえるも、周りがスプリント始めた途端ズルズル最後尾付近まで後退。死ぬ気で踏むも、全然力は入らず。多分500Wも出てないんちゃう?っていうようなふにゃふにゃスプリントでフィニッシュ。一人か二人は抜いたが、多分15位ぐらい。
※追記:正式リザルトで15位でした。

シクロワイヤードから拝借。右端に小さく写ってる。スプリントをあきらめてる感が丸分かりの位置取り(苦笑)
ツールドおきなわ最高!また来年!
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今年の機材:
フレーム:Madone6SSL
コンポ:Campagnolo Chorus 11S
ホイール:Mavic R-SYS Premium(Enduro セラミックベアリング)
タイヤ:Cnontinental Attack&Force 前後とも7bar
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143km
今月 745km