キャノンボール記録:実走編(1)梅田〜浜名湖

そもそも・・の話になるのだが、実は今回の日程でキャノボに挑戦する予定は毛頭なかった。当初はもう少し暖かくなってから、具体的には4月21日、22日あたりがXデーであるとにらんでいた。さらに言えば、出発時間も(これに関しては総括でも触れようと思うが)、asagiriさんに倣って15時頃にする予定であった。
この週末は当初あわ2のリベンジをするつもりだったのだが、先月のリタイア時を彷彿とさせるような強風にチキン野郎なワタクシめは恐れをなして予定を先送りにした。
で、ぽっかり空いた予定をどうやって埋めようかと思案すること、しばし・・・キャノボの試走を思いついた。「せっかく強い西風なら試走もラクチンに違いない!」「ちょうど真ん中の浜名湖あたりでウナギ喰って帰ろう♪」という軽い気持ちでスタートラインに立つことになった。
金曜の当直中に走行ルートを詰め、Edge800にデータを流し込んでおいた。土曜日は夕方まで予定があったので、出発時間は自然と夜に決定。もちろん日曜早朝に出発するというプランも考えたが、どうせ途中から新幹線で引き返すなら早めに帰ってこられる方がよかろうと考え、出発時間は22時〜23時に設定した。
= = = = = = = = = = = = = = =
お昼のうちにパンネルで補給食の買い出しを済ませて、機材的な準備は終了。1時間ほど仮眠して夕食。しこたま食べた後、とりあえず出発点の梅田まで移動。さすがに超ロング走るのに梅田まで自走する必要はあるまい。職場の駐車場に車をデポし、梅田新道まで移動。結果的に自宅〜梅田の自走しなくて大正解だった。
信号のタイミングだけ測って、22時27分にぷら〜っと出発。とりあえず淡々とR1を進む。
蒲生4丁目、関目と通過して大日でR13(旧R1)に接続しさらに直進。車の量は多くないが、信号ストップが多くペースに乗れない。まっだまだ先は長いので焦らずじっくり。
枚方で一旦R170に入って枚方大橋南でR13に復帰し淀川沿いを爆走。ビルがなくなってくると強烈な追い風でガンガンスピードに乗る。軽〜く回しているだけで40km/h近くで巡航できてしまう。御幸橋を左折、渡ってすぐを右折して宇治川沿いへ。少し東進してR478京滋バイパス下へ入ってさらに東進。旧京阪国道で北へ転針。途中で細かい抜け道をゴニョゴニョして観月橋駅へと出る。六地蔵方面へと向かって京都外環道に入り、山科手前の外環三条でR1に復帰。このゴニョゴニョ抜け道を使うと京都市内を完全にバイパスできて6kmほどの短縮らしい。
追分のプチ峠を越えて滋賀へ入る。相変わらず追い風で気持ちよくR1を進む。70km過ぎ、栗東を過ぎたあたりのセブンイレブンで1回目の休憩。1時12分着。ここは予定していた休憩ポイント。
ちなみに、休憩の頻度は、元気な前半戦の間は70kmごと、疲れてくる後半は50kmごとという設定で計画してあった。休憩するコンビニは極力セブンイレブンをチョイスした。理由はトイレがキレイだから。ただ単にキレイというだけではなくて、よそのチェーン店と比べて広かったりもするので、シャーミークリームを塗ったりしやすい。あと、これは後付けの理由だが、偶然おにぎりのセール中でもあったので、積極的に活用させていただいた(笑)。おにぎりは全行程で10個買ったが、牛肉しぐれ煮味とすき焼き風味が半分以上を占めた。たんぱく補給したかったのと、煮込んだ醤油味がスポドリやらエナジーバー&ジェルなんかで甘味攻めを受けたところにお口直しとして最適だった。おにぎりに限らず、コンビニで買った補給食はほぼその場で完食。走行中の補給は持参していたハニースティンガーとパンに頼った。理由はかさ張らないから。最初の休憩ではアクエリアスと缶コーヒーを購入。缶コーヒーは眠気予防。
栗東甲賀と続き、前半戦の山場、鈴鹿峠へさしかかる。イメージでは一気に高度があがるような峠を想像していたのだが、実際は2~3%程度の斜度がだらだらと続き、気がつきゃ峠を越えているっていう感じ。なんだか拍子抜け。三重側への下りの方が峠っぽい道だった。下りを快調に飛ばして亀山入り。亀山バイパスは基本ボーナスステージと聞いてたが、予想よりも微妙なアップダウンがあったのと、風向きの問題もあり、思ったよりペースアップできなかった。週末の深夜なので渋滞が多いと言われる鈴鹿、四日市エリアもほとんど車は走っていなかった。3時39分、144km地点の四日市駅ミニストップで2回目の休憩。アクエリ、缶コーヒー、おにぎり×2を購入。四日市を過ぎた辺りで、早くもEdge800がLow Batteryに。バックライトを付けっぱなしにしてしまっていたからだろう。バックライトをオフにしてモバイルバッテリーから給電開始。
揖斐川・長良川、木曽川は自転車道がガタガタと聞いていたので、車がいないことを幸いに車道で一気に通過し、愛知県へ突入。早朝ゆえ、噂のナゴヤ走りの恐怖にさらされることもない。熱田神宮まで6時間50分ほど。伝馬町の陸橋は自転車走行禁止なので迂回。猛烈な尿意を催し、186km地点で名古屋市内のファミマへ緊急ピットイン。ここまでもちゃんと毎回トイレには行ってたのだが・・・。パンネルのパンもあらかた食べ尽くしていたので、ジャムパンとバナナゼリーを補給。ゼリーは食べずにポッケへ。
3回目の休憩あたりから小雨がパラツキ始めた。体感的に「濡れる」っていうほどではなかったし、天気予報では好天のはずだったので本降りにはならんだろうと思っていたが、進路方向に雨雲がかかり続けているのは精神衛生上よろしくないものよ。夜明けを迎えたのは嬉しかった。やっぱり夜間ライドはストレス溜まる。
名古屋市内での予定外休憩があったので、休憩ポイントに設定していた安城のコンビニはパス。岡崎駅あたりで信号待ちしていた時に、瞬間的に寝入ってしまい、意識を失う。ヤバいかな?って思ったが、別にその後に眠気に襲われる事はなかった。
一気に浜名湖まで行ったろかな?って思っていたが、またもや尿意・・・。2時間ともたない。お年寄りみたい?ww 水分摂りまくっているわけでもないとは思うのだが、やはり寒さの影響だろうか。223km、本宿セブンイレブンで4回目の休憩。水分は控えて、おにぎり2個。
豊橋あたりは風に悩まされることが多い、と聞いていたが順風満帆の西風が続く。岩屋のキャノンボウルでお約束の写真タイム。

R42でバイパスを迂回して潮見坂峠を越え、太平洋とご対面。雨もすっかり上がって爽快なダウンヒル。264km、浜名湖畔のセブンイレブン新居町店で5回目の休憩。これでだいたい大阪〜東京の中間点。所要時間はおよそ10時間ジャスト。
この先どうするかに悩んだ。風予報通りの強烈な追い風でハイペースを維持できているし、体力的にも全然問題なさそう。逆にここでやめてしまったら、こんなに気象状況のよい日が次にいつ設定できるとも限らない。よし!行こう!と、ここらあたりで終点まで行っちゃう方針がおおむね固まる。
・・・あ、あと、時間が早過ぎてウナギ屋がどこもまだ開いてなかったのも大きいかもwwww
(その2へ続く)