キャノンボール記録:実走編(2)浜名湖〜元箱根

静岡県は180km程度あり、単独県で全行程の1/3を占める。考えただけでダルイ。
浜名湖を過ぎてから、案の定ひたすら単調な平坦区間。絶好の自転車日和にも関わらず、自転車乗りにほとんど出会わない不思議な一日だった。追い風に身を任せ、どんどん距離をこなしていく。天竜川あたりから橋・バイパス迂回が増えてくる。
天竜川はwikiを参考に、浜松バイパスから側道に降りてバイパス下を斜め方向にくぐり、旧天竜川橋西詰めから新天竜川橋南側の歩道へと階段を担いでのぼる。シクロの経験が役立つ・・・ほどの階段ではない。数段程度www 川を渡った後はK261を数百m東進してR1に復帰。
お次は袋井バイパス。天竜川よりも少しわかりにくかったが、迷わずパス。太田川を越えて袋井市街地を抜け、七ツ森神社交差点で本線と合流。掛川バイパスは沢田IC北で側道に抜けバイパス下をくぐる。ここも全くもってwiki通り。事前学習の大切さを思い知る。磐田やら掛川やら、なんかサッカー漫画とかで聞いたことあるような地名が続々と登場するが、サッカー少年とは出会わずww 315km地点、サンクス掛川千羽店に10時35分に到着。ここから次の休憩ポイントまでに金谷峠、宇津の谷峠という中ボス2連戦なので、おやつでブーストアップ。ふんわりもっちクリームケーキがウマ~。チーズケーキ系スイーツ大好き♪アクエリも補充。このあたりから左の腸脛靭帯に違和感が出現してきたので、休憩中によ〜くストレッチ。
金谷峠はK415の旧道で登る。標高200mほど、斜度も5%前後ぐらい?途中のトンネルで登りきった〜と思いきや、そっからもう一回登り返しで、しかもそっちの方がキツイという罠。意地張ってオールアウターで登りきってやった。金谷峠の下り(K381)から一気に大井川を渡り、島田→藤枝と繋ぐ。藤枝市内あたりはちょうどお昼時で車が多め。ファミレスやファストフード店の手前では巻き込まれぬよう細心の注意を払う。それでも1回、突然指示器なしで曲がろうとするベンツにやられかけた。あぶない、あぶない。
ナビに従って内谷新田の交差点で右折して宇津の谷峠に入ろうとすると、あれ?自転車進入禁止・・・。事前学習してたはずなのに、どうやら漏れていたらしい。焦らず一旦停止してiPhoneでルートを再検索。内谷新田で曲がらず直進しK208経由で行くのが正解らしい。数分ロス。平成トンネル手前で本線と合流。このトンネルは東行き方向は歩道がないので、手前で本線の下をくぐって西行き側へと渡り、そっちの歩道を走る必要がある。トンネルを抜けた後は東行き側へ戻るために歩道橋を横断。またもや階段のぼり。下りは快調だったが、丸子あたりの分岐でまたもや少し迷ってしまい、数分ロス。R1本線を行けばよかったのだが、丸子の観光地内を走るルートに行ってしまった。でもこの丸子っていうあたり雰囲気良さげで、いずれ旅行なんかで来てみたい感じ。
下りきると静岡市街。安倍川を渡る駿河大橋では眼前にどーんと富士山!!! 否が応でもテンションあがりまくり。

静岡駅を少しこえ、363km地点、サークルK静岡東町店で休憩。12時45分着。さきほど食べたクリームケーキをもう1回食べる。やっぱりウマ~。
清水駅前を左折して興津駅方面へと向かう。興津駅前には静清バイパス下をくぐり太平洋自転車道へと誘導してくれる看板があるのでそれに従い、バイパス南側の自転車道へ。ゴミも多いし、道もあまりキレイではなく、楽しい自転車道ではない。由比手前の寺尾交差点まで自転車道は終了してK396へと誘導する看板が出現。R1にも歩道がある?のかもしれないが、少なくとも2012年3月末の時点では工事中で歩道通行は不可能な様子だったので、素直にK396へ誘導されておく。由井正雪と関係あるのかな〜っとか考えながら由比の町を通過。そのまま新蒲原をちょっと過ぎるまでK396を東進する。新富士川橋を渡るショートカットルートに入るため、K396を右折してローカルな道をゴニョゴニョ。新富士川橋たもとで背中のポケットに入れていたWind Jacketがポロッと落ちて後輪に巻き込まれる事件発生。せっかくのピンクがドロドロに・・・(泣)新富士川まで来ると富士山がものすごくでかい。

新富士川は南側歩道で渡ったのだが、どうもこれがよくなかったらしく、対岸で道の駅内の地下歩道を渡るハメに。無駄なロスタイム。江川交差点で歩道に入り、富士由比バイパス側道へ抜け、バイパスを南側へくぐる。港湾地区を貫くK170に入り、そのままK380へと繋ぐ。ここでも微妙にショートカット。このあたりが百人一首に出てくる田子ノ浦なんやね。あんまり興味ないけどw その田子ノ浦の松林を右手に見ながら沼津方面へのド平坦。景色がちっとも変わらず、やばいぐらいに退屈。早く三島に着きたいな〜って思っていたら、だんだん脚に力が入らなくなってきた。やべえ、ハンガーノックの徴候かも。そういえば、掛川、静岡の休憩ではスイーツしか食べてなかった。まだ三島まではそれなりに距離もあったので、ここで予定外にピットイン。412km、セブンイレブン、沼津大諏訪店。おにぎり3ヶにレッドブルもチャージして箱根へのエネルギー充填完了!
沼津・三島エリアはなんだかよく分からんがやたらと渋滞していてペースが上がらず。休憩予定ポイントにしていたローソン・ニュー箱根店ではラップタイムを刻んだだけでスルーして、いよいよラスボス箱根!平均勾配6%程度で楽勝のハズだが、さすがに430km走ってからのヒルクライムはきつい。コース的にはワリと勾配変化は少ない方で、MAXでも10%行かないんじゃなかろうか。ここまでオールアウターで走ってきたが、どう考えても無理なのでインナーに落としてクルクル、クルクル。腸脛靭帯の違和感は、すでに痛みレベルに達していたので、トルクを極力かけないようにクルクル、クルクル。200WをKeepできないという体たらくで半泣きになりながら、忍の一字の1時間。エコ駐車場すぎた「箱根峠」看板まで14.5km、57分ジャストぐらい。標高800mオーバーではさすがに寒く、芦ノ湖畔で汚れたWind Jacketに身を包む。セブンイレブン元箱根店で観光客に紛れて休憩。441km、16時35分着。
あと大体100kmで6時間ほど。トラブルがない限り達成はほぼ間違いない。が、日帰りで大阪に帰ろうと思うと、21時20分の新幹線が最終となる。余裕をもって新幹線に乗るには20時半頃にはゴールしたいところなので、それでもまだ4時間あるな〜♪と余裕をぶっこいていた。そう、まだこの時点では。
(その3へ続く)