コアトレーニングとコアコンディショニング【朝練:固定ローラー 80分】

4時起き。定例のグズグズをたっぷり楽しんで5時頃からトレーニング開始。

【朝練:固定ローラー 80分】

昨日買って帰った漫画を読みながらWU 20分。のりりん+軍鶏。のりりんはともかく軍鶏のグダグダぶりが酷すぎる。そろそろ見切りをつけるべきか。

L3 20分@250W→L4 5分→L5 3分@300W×3とつないで合計80分ほど。ヤマト8,9話を消化。

体幹トレーニング・コンディショニング指導

お昼過ぎまでお仕事のあと、やま〜んさんから紹介してもらった元競輪選手のOさんに体幹トレーニングの指導をしていただいた。

昨年まで現役で走られていたようだが、現在はトレーナー兼鍼灸師として活動を始められたところらしい。

ご自宅の一角で営業されており、本日もご自宅へお邪魔した。

自分が今やっている競技(ロードバイク、ランニング)で強化したい点、問題視している点なんかを簡単にカウンセリングしていただいて、とりあえず今日は体幹トレーニングのさわりを広く教えていただく事になった。

まず、指導前の体幹の使い具合をみていただくために、ご自宅前の階段を一緒に昇り降りしてみる。Oさんの動きをもちろん注視しているわけだが、パッと見て分かるぐらいに体軸がしっかりしている。ランニング教本の模範のような、体軸を中心に身体をうまく回旋させた動き。

再び部屋に戻り、トレーニング前にストレッチポールを使ったコンディショニングを、次にストレッチポールアクティブを使ったコアトレーニング、そして身体の「切り返し」動作を教えていただいた。しめて2時間強。正直あっという間だった。

「コア」という言葉自体の理解は、今まで読んできた本で十分に進んでいたことは確認出来た。ただし、実際のトレーニングそのものは自分のやり方に問題があったのもよく分かった。

具体的には骨盤の安定性をちゃんと保てていない状態でトレーニングしていたということ。体幹トレーニング本、特に木場本ではしつこいほどに「骨盤の位置を気にしてトレーニングするように!」と書いてあった。もちろんそれに従ってきたつもりではあったが、客観視すると圧倒的に不十分であったようだ。知らず知らずに楽なポジションを求めて骨盤が斜めに歪んでしまう。

これをセルフトレーニングで確認しながら行うことは難しそうで、それを補う道具が「ストレッチポールアクティブ」である。

写真のようにY字型の器具で、恥骨結合と両側の上前腸骨棘を当てがってうつ伏せに寝る。この状態でプランクなどの体幹トレーニングメニューをこなす。

骨盤を支えてしまっていいの?と思ったが、さにあらず。この器具に、骨盤をきっちり押し当てたままメニューをこなすのがポイントで、押し当てるには骨盤がゆがむことは許されない。理論的には非常に単純だが、効率的なトレーニングには欠かせないと感じた。

こうしたトレーニング方法ももちろん参考になったのだが、個人的にはコンディショニングと身体の使い方を教えていただいたことの方がはるかに得るものは大きかった。

自分の身体がどれほど凝り固まっていて可動性が低いか、それにより如何にロスの多い動きをしているかということを痛感した。凝り固まった歪んだ身体のままトレーニングを行うよりも、ストレッチポール(普通の方)などを利用して身体の歪みをリセットして可動域を高めた上でトレーニングすべきなんだろう。これがコアコンディショニング。

そして最も感銘を受けたが「身体の使い方」。冒頭にも書いた通り、Oさんの身体の動き(いわゆる体捌きというべきか)は惚れ惚れするほどで、安定した体幹を軸に高い可動域を得た四肢が見事に連動して動いている。そして重心を意識した身体の切り返し。こうした動きは今思い返すと自分の蔵書(特にランニング関係の本)にも載っていたが、いまいちその重要性に気付いていなかったというのが正直なところ。いや、理解していたつもりだったんだけど、自分の動きとここまで違うものかと認識できていなかったというべきだろう。要するに、体幹を漫然と鍛えていた(これも、鍛えているつもりになっていた)のみで、その先に得られる動きというものがイメージできていなかったわけだ。体幹トレーニングの最終目的地がはっきり見えた気がした。

今日の指導を踏まえると、先日の体幹トレーニングの書評も少し変わってくるな。有吉氏の著書を今一度読み返してみよう。