全日本マウンテンサイクリングin乗鞍: 年代別4位

年代別4位でした!
1:04:25
上出来です。
===============
[乗鞍ヒルクライム:1:04:25, 284W, 87rpm, 171bpm]
前日は21時に就寝。出発が早かったからか、すぐに寝つくことが出来た。1時過ぎに一度雨音で目が覚めたがまたすぐに2度寝。4時前に起床。外を見ると雨は上がっている様子。
宿の奥さんが無理を聞いてくれて朝食を準備してくださった。おそらく自家製のパンとこれまた自家製のジャムに温かいスープまで。この宿はhaikalaさんが気に入って、去年帰り際に「来年の今日の予約します!」といって抑えておいたらしい。10位以内に入って来年の出場権を確保すれば予約を受け付けてくれるそうな。
朝食後はとりあえず一旦会場へ向かって場所取り。例年5時半ごろには整列場所を示すプラカード立つらしいのだが、今年は運営の段取りが悪いのか、意図してなのか、いつまで待ってもプラカードが立たず。僕だけスタート時間が遅かったので、haikalaさんとH田さんはアップするために宿に戻り、僕だけ会場に居残り。結局6時半ごろまでプラカードが立たず、なんだかんだで場所取りに1時間以上かかってしまった。初参加のクセに、最前列をゲット。
宿に戻るとhaikalaさんとH田さんのアップが追い込み段階に。ぎゅんぎゅん回して二人とも調子は悪くなさそう。二人を見送りつつ、スタートオイルをしっかり塗り込んだ後に自分もローラー開始。20分間は本当にウォーミングアップに徹し、そこから負荷をかけずに回転を上げて心拍を上げまくる。170まで上がって終了。最近はどんだけ追い込んでも180は行かない身体になってきているので(エイジング?)これで十分。筋肉はオイルの影響もあってかポッカポカに温まっているのでアップ終了。身体を冷やさぬよう、ジャージとインナーを着替えて、さらにウインドブレーカーも着用して会場入り。会場では同宿のH本さんの連れの方が荷物を預かってくださったので助かった。この規模の大会でちゃんとした成績残そうと思うと、サポートないと厳しいなあ。

自分は30歳代クラス第1スタート組(全2組)なので8時7分スタート。事前情報でナンバー912のdiosチームの倉田さんという方が強いらしいということだったので、この人をマークしていくこと作戦で。ただ、自分の予想(目標)タイムが1時間5分前後であるにも関わらず、倉田さんの去年のタイムは1分台あたりだったので、最後までマークするのは絶対に無理。第1CPまでの緩斜面だけでもスリップに入ってドラフティングさせていただきたいという厚かましいプラン。
レースが始まってみると、案の定倉田さんが速い。ささっと抜け出していく。「長柄塾」という赤いジャージの方と、SAXO BANKジャージの方との3人で集団を形成して自分の10メートルほど前を先行。今なら追いつけるけどなあ、と思いつつメーターを見るとアベレージ330W。いや、マイペースで行こう、と集団を見送ることに。しばらく一人旅を続けていると前方に赤いジャージの方が止まっている。長柄塾の方がチェーンを落としたみたい。パスしてしばらく行くと後ろから追い抜かされたので付き位置に入るもペースが明らかに自分とは違うため付いていくのは得策ではないと判断しスルー。しばらく行くと同じ方がまた止まっている。なんでこのコースでチェーンが落ちるのか分からんなあと重いながら再びパス。するとまた抜かされたのでしばらくドラフティングを試みたがやはり付いていけず。
そうこうしている間に三本滝の第1CPまでがおよそ18分半。チャンピオンクラスのトップで15分半から16分切るぐらいだからそんなに悪いペースではないなと確認できた。ここを過ぎると少しずつ勾配がきつくなるということだったが、実際にはそんなに急激に勾配がきつくなるという感じではなくて、時折ややきつい勾配が出現するという程度。裏六甲やら中山桜台での練習がまさに活きた。CP前後でSAXO BANKジャージの方がタレて落ちてきたのでパス。これで自分のスタート組の中では3位のはず。
今回、大会運営で最悪だったのが、30歳代クラスの出発時間を遅らせたこと。(40歳代も)高齢グループを先に出発させないとレース終了時間が遅くなる、という理屈は分かるけども、逆に言うと、そういうものすごーくゆっくり走られている(だけならまだしもあっちこっちへふらふら走っておられる)方々を躱しながら進まねばならず、そのためにライン取りもベストラインは当然狙えないし、時にはふらついた人をよけるために減速やらブレーキをかけたりせねばならない。第1CP後はスローペース組のふらつきぶりがすさまじく、ものすごいストレス。「どいてください」とこっちも息が切れているのに声を張り上げねばならず、揚げ句には声をかけてもふらふら過ぎてよけられないとか、もうマジ勘弁してほしい。
標高が上がってくるにつれ、いつもならもう少しパワーが出てそうな状態でも、心持ち出力が低い。息もすごく上がるし。けど、ヒルクライムを走っているといつも感じる「もうリタイアしたい」という気持ちは全く湧かず、身体の芯にまだ力が残せている感触。けど、中間地点を過ぎた直後の急勾配でダンシングした途端、左ふくらはぎがつってしまった。ただ、それも「下腿を使わず、股関節を回すペダリングをすればよいだけだ!」といつになくポジティブな気持ちで乗り切る。第2CPの位ヶ原山荘あたりで右下腿もつったが、左が回復していたため問題なし。
アベレージ出力がどんどん落ちてきているのが分かっていたので、そのうち抜かれ始めるだろうなと思っていたがだーれも来ない。ラスト5kmの看板を過ぎても誰も来ないし、タイムを見たら50分切っていて、にわかに65分切り&入賞が現実的に感じられてきた。こうなると人間おそろしいもので、急激に底力が沸いてきた。あと5kmっていうことは裏六甲1本登るのに毛が生えた程度か!って思えたのも大きい。ガチャ踏みにならぬよう特にペダリングに意識を集中して前進を続ける。ラスト1km、下山組が道路脇に陣取る。haikalaさんとH田さんから声援を頂いてラストスパート。前を走っている人たちに「どいて!」と思わず怒鳴りながらペースアップしてフィニッシュ!タイマーをすぐに止めらなかったが、1時間4分30秒は切れた!

下山用荷物を受け取っていると、同じ組で独走された倉田さんと長柄塾、それに後ろの組で1着ゴールのコウロギさんらがタイムについてお話されていたので混ぜてもらって自分の順位を確認。どうやら後ろの組はコウロギさんの独走だったみたいだけど、そのコウロギさんも3分台らしい。もしかすると4位?おお〜っ!
下山するまでがレースなので万が一の落車もないよう慎重に下山して、速報サイトにアクセスして順位を確認。やっぱり4位!目標タイムを切れば入賞はできるかもと思っていたがまさか4位とは。感無量。
===============
家族に報告後、早速食欲爆発タイム。まずはスイカ。さらに、会場に出店していたココイチでカツカレー大盛りをペロリ。宿に帰ってパンネルのレーズンパンとゴマ餅パンをペロリ。
あ〜幸せ。
===============
宿で入浴して荷物をまとめた後は、お待ちかねの表彰式。こんな大きな大会で表彰されるのは初めて。めっちゃ嬉しい!鳴かず飛ばずの状態からようやく一歩前進、と実感。
haikalaさんはさすがの3位、H田さんも自己ベストを更新しながらハイレベルな戦いのため順位を落として6位と同室から3人も入賞者!
来年もまた来ます、と宿の予約をすませておいた。
===============
14時半頃に乗鞍を出発して帰路へ。帰りは高山経由で。高山では豆太鼓という店で高山ラーメンを頂く。もちろん大盛り。ラーメンも大概久しぶり。細い縮れ麺とあっさりスープで美味しかった。高山ラーメンは好みの味だな。
===============
渋滞が予想された名神に入っても順調に車は流れていたが、多賀インターあたりで強烈な事故渋滞に巻き込まれておよそ1時間半ほど時間をロス。なんだかんだで帰宅したのは22時半になってしまった。
夕食は僕の大好物だからと作ってくれたカレー。本日2食目だが無問題。2合半分のご飯を完食してしまった。おそらく本日は5000kcal以上は食べたな。
===============
乗鞍はコースプロフィールが自分の好み(平坦・下り区間がない、激坂がない)だし、景色も最高、何より出場選手のモチベーションが高く追い込みぶりが半端ないところが気に入った。来年も絶対出るぞ!
===============
機材
フレーム:Look595、Front 50-34T(FSA K-Force Team Issue SRM)、Rear 12-25T
ホイール:Mavic R-SYS Premium
タイヤ:Continental Attack&Force(チューブは忘れたが、軽量モデルではない)
60km 今月1173km