disappointed: (an imitation) blood orangeレビュー

ミスチルの新譜が届いたので早速聞いてみた。
今回のアルバム、11曲中8曲が既発表曲。しかも、正直言って、その8曲の大半が微妙・・。期待していた残り3曲もまあパッとせん曲なわけで。どれもこれもハズレではないけど、大当たりがない。小林武史のでしゃばりぶりもますます磨きがかかってきて、桜井氏以外のメンバー3人の存在感の希薄化がスゴイ。
曲だけならばまだ許せるかもしれないけど、桜井氏の書く詩の世界も劣化の一途をたどってきている。若かりし頃の内面をえぐり出すような詩を、四十路のおっさんに求めるのは酷だとはわかりつつも、じゃあ、四十路ならではの人生の酸いも甘いも味わってきたような、そんな詩を書いて欲しい。
アルバムタイトルの「(an imitation)」がどういう意図なのかはしらないが、名盤「Atomic Heart」を彷彿とさせるようなパッケージ。「imitation」っていうのはもはや自虐的な意味なのかしらってすら思えてくるよ。
早々に聞かなくなりそう・・・。
正直、ミスチルに失望した。来月のライブのチケット取れなかったけど、むしろ無駄な金を払わなくてよかったとちょっとホッとしてたり?