たかがインソール、されどインソール

先日のあわいちで無謀にも交換したばっかりのインソールを投入してしまったことはすでに書いた。
僕の足は左に比べて右の内反が強い。もともとカントがついているスペシャのシューズだと、右側はシムをかましてもいいかもしれないが、左は不要じゃないかと言われていた通りの結果となり、左側が過剰に矯正されてしまい腸脛靭帯を痛めてしまった。シムを抜いた状態では、今朝も全く痛みはでなかった。
さて、以上は日曜日の記事のおさらいになるのだが、実はインソールを変えて他にも変化が出ている部分がある。どこかを痛めたというのではなくハムストリングス、特に大腿2頭筋の張りがなかなか取れない。裏を取ろうといろいろ検索してみたがインソールとハムストリングスの相関関係について考察されているサイトには出会えなかった。が、事実自分の身体に起きていることを考えると、インソールを導入して足底のアーチサポートが強化された結果、ハムストリングス、特に外側に位置する2頭筋を今まで以上に使えるようになったのではないだろうか。
あわいちで後半失速した最大の原因は腸脛靭帯の痛みであることは疑う余地がないが、実際どんどん脚が重くなっていく感覚もあったことから、おそらく従来酷使されていなかった部分の筋肉に過剰に負担がかかり、筋疲労に耐えきれなくなったのだろうと推測する。
現在は急に筋肉の使用状況が変わったことに身体が慣れていないんだろうが、これに慣れればさらにハムストリングスを強化することができ、よりパワフルなペダリングが可能になるのかもしれない。
意識してもできないこんな劇的なペダリングの変化をわずか1枚のインソールがいとも簡単に引き起こしてしまう。たかがインソール、されどインソール。おそるべし。うっかりすると諸刃の剣になりかねない代物だ。