朝練:阪神競馬場周回練 LSD+ジテ通 with Cosmic Carbone Ultimate

4時起き。布団の中でぐずぐずメールチェックやらブログチェックやらしてから4時45分に出発。
昨晩のうちにブレーキシューをカーボン用に換え、スプロケットもセットしておいたUltimateのシェイクダウン。中古なので、タイヤは前のユーザーが使っていたContinental Sprinterのまま。まだまだ使えそうでもったいないので交換せずにそのまま使用。
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Cosmic Carbone Ultimateは前後ペア1185g(公称)のMavicのフラッグシップ。もちろんカーボンホイールだが(って良く考えたら、Mavicで本当にカーボンホイールなのってUltimateだけなんやね、失礼)、リムだけではなく前後ともカーボンスポークを使っていてリムに直付けされている(後輪のノンドライブサイドだけはニップルであるため、後輪はフレ取り可)。リムハイトは40mmでセミディープというところ。

それではインプレ。主にLSD強度で走っているため、40km/hオーバーの高速域での巡航性能は評価していないのであしからず。空気圧は低めが好きなので、指定最小空気圧の8bar。
走り出した瞬間に分かるのが、とにかく高い剛性感。これはR-SYSにも通じるところがあるが、感覚的には「板」を走らせているようで、スポーク間のすきまを感じさせない。リムの強度が高いのか、はたまたカーボンスポークのテンションが高いのか(普通のホイールと構造が違いすぎてスポークテンションを同列に語っていいのかすらわからないが)、とにかくたわみが全くない
さすがにこの剛性のために、乗り心地は若干スポイルされている部分があって、練習ホイールのFulcrum R1よりもゴツゴツとした突き上げ感を伴う。硬めであるContinentalタイヤとのアッセンブルなので余計にゴツゴツするのかもしれない。ここらへんは組み合わせるタイヤとの相性で、ある程度は改善するのかも。カーボンの振動吸収性によって突き上げも少しは角がとれているけど、今日みたいにちょっと腰の調子が悪いと長距離はつらそう。もっとも、長距離走るようなホイールでもないだろうけど、乗り心地ではR-SYSの圧勝。
平地での30~35km/h程度の巡航ではアルミローハイトホイールに比べて格段優れているわけではなく、リムハイト相応のありふれたホイールの印象。ただし、少しでも急な加減速が加わる状況になると、その表情を一変させる。トルクを無駄にせず、まさに踏んだだけリニアに加速していく。しかも、入力からの伝達速度が異常に速く、瞬時に加速するイメージ。ゼロスタートから30km/hに乗せるまでが今まで使ったどんなホイールよりも速い。R-SYSもたいがい反応性はよいが、これは別格。今日は45km/hぐらいまでしか加速しなかったけど、30km/hでの巡航からの加速も、ゼロ加速と同じでリニアな加速感。
この剛性感からするとおそらくR-SYSと同じくコーナリングもやばいぐらいにいいだろうけど、競馬場の周りにはそれを実感できるようなテクニカルなコーナーはないのでコーナリング性能は評価できず。ブレーキの効きはまず及第点と言ったところか。SWISSSTOPとあわせて使ったらすさまじい鳴きになったのでちょっとトーの調整をせねばなるまい。
競馬場から自宅への帰り、小林駅から千種へと抜ける500m?ほどの急坂(10%前後)で登坂性能をチェック。このホイールはわが家の最軽量ホイールとしてヒルクライムでも活躍してもらうつもりなので登坂力は重要。さすがにLSDレベルというわけにもいかないので、競馬場周回で十分に脚も暖まったことだしダンシングでガツンと踏んでいく。軽量性が有効に作用しているというよりも、どちらかというと高剛性に拠るところが大きいと思うのだが、グングン踏み込んで登っていける。いつもならタレ始めてスピードダウンしてしまうところで、無理せずもう一度加速していけたのには驚いた。大トルクをかけてもたわまないから無駄に疲れない感覚。
総評としては、前述の通りアップダウンのあるロードレース用ホイール。平地巡航は全然大したことないので、ペースがある程度一定のレースであえてこのホイールを選ぶ必要は全くない。たとえばクローズドサーキットでのエンデューロ系のレースでは宝の持ち腐れ。JBCFのレースだと、加東とか広島なんかみたいな、適度にアップダウンがあってペースが頻繁に変わるようなレースでこそ真価を発揮しそう。
来シーズンは晴れのレースはUltimate、雨はR-SYS SLRという体制になりそう。
そうそう、ベアリングはちょっと玉当たり調整が渋い感じで平地巡航がショボク感じた原因のひとつかもしれない。どれぐらい締めたらちょうどいいのかの感覚がまだつかめない。
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朝練 29km
ジテ通もそのままUltimateで。21km
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チューブラーの予備が家にもないので、念のためアヴェルでシーラントを購入して充填しておいた。なんかアヴェルにはシーラントの在庫がたくさんあるみたいなので、皆さんヨロシクとのこと(笑)いや〜、やっぱりアヴェルのシーラントは一味も二味も違うわ〜(笑)
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帰りの走行でもUltimateへの印象は変わらず。かなり向かい風が強かったが、風を切り裂くような感覚は皆無。平地巡行は全く期待してはダメだ。朝に登った小林の坂をもう一度、今度はシッティングオンリーで登ったが、やはり登坂性能は素晴らしい。
復路25km
本日75km
今月334km