上本町界隈パトロール「さんしょ屋」「cocoro」「Parigot」

午前中にフリー時間ができたので上本町あたりでパトロール業務(≒パン屋巡り)を行った。

さんしょ屋

1軒目は谷町九丁目の交差点北東側、ちょっと入ったあたりにある「さんしょ屋」。

ソフトなパンばかりでハード系なし。かと言って商店街の地元のパン屋っていう趣でもなく、天然酵母などを使ったこだわりの生地にフィリングを入れてます系。

とりあえずドライフルーツ入の天然酵母パンとグラハム粉のプチパンを捕獲。

どちらも普通に美味しい。うん、普通。

この店の特色っていうのが感じられない。フィリングもポツポツって感じで寂しい。

金・土限定のカレーパンが「もりやま屋」のカレーを使ってるらしいのだが、そもそももりやま屋のカレーが好みでないので全然惹かれず。

 

cocoro

お次は上町筋を東に渡って、東高津町にある「cocoro」へ。 こちらはいくらかハード系もおいてるみたいだけど、メインはやっぱりソフトなパン? 全体的に棚が寂しく隙間が目立つ。8時オープンだからすでにかなり出てしまったのかもしれないけど、パン屋のかき入れ時ともいうべきランチタイム前でこの品揃えはちょっといただけないかなあ。 レーズンやらクランベリーやらマンゴー(!)やらフィリングを変えたソフトパンを同じ生地で数種類作っておられる。お店の方に伺うと、成型を変えているので食感が少しずつ違うとか。とりあえずレーズンを捕獲。 ハード系では、バゲット、ブールといったいわゆるフランスパンと、ライ麦パンがぼちぼちと。こちらもちょっと残念な品揃え。バゲットは見た感じクラストが薄そう&柔らかそうだったので好みじゃないかなと判断して、ライ麦パンのスライスしたやつ(くるみとドライフルーツ入り)を味見目的に購入。3件目にバリバリのフランス系パン屋に行くつもりだったというのもあるけどね。 レーズンパンの方は未食だが、ライ麦パンの方はなかなかいいお味。予想通りクラストは柔らかめだけど、クラムのもっちり感は好みな感じ。ライ麦パンの酸味がちょっと苦手だったりするんだけど、ワリとパクパクいけたな。 帰宅後に食べログを見てみると、どうやらかなり間の悪い時に訪店したようで、この店のウリであるベーグルやらプチパン(これがかなり種類あるみたい!)の類が全くと言っていいほど置いていなかった。本来の姿を見られなかったというのは残念と思えるぐらいにはライ麦パンは美味しかったので、日を改めてもう一回行ってみてもいいかな。

Boulangerie Parigot

最後はちょっと場所が離れて、夕陽ケ丘近く、上町筋沿いにある「Parigot」へ。

今までの2店と打って変わってコジャレた外観。内装もコンクリート打ちっぱなしで、店員さんもパリっとした格好でシャレオツ感は満点。なかなかの人気店みたいで、お客さんがどんどん入ってくる。

店名から分かるように、パンはバリバリのフレンチ。ブリオッシュやらデニッシュやらには興味なしなので、中央テーブルに陳列してあったハード系を攻める。充実ぶりが素晴らしい。

バゲットは見た目めっちゃ好みそうだったんだけど、すでに2店舗回った後だったのでどう考えても買い過ぎだったため今回はスルー。

代わりにプチパンやらリュスティックなんかの小さめのパンを数個確保。

プチパンは、フィリング違いで4種類。定番なフィリングはいちじくだけで、いちごとかりんごとか他店では見かけないものが並ぶ。それぞれ試食できたので、りんごとくるみのプチパンをチョイス。

リュスティックはさつまいも入りのものをチョイス。

あと細長いのはくるみのパン。

3つだけにしようかと思ってレジに並んでいたら、マカダミアナッツ入のカンパーニュが焼きあがったのでこれもゲット。

くるみパン以外を食べたが、どれもこれも美味い。特にりんごのプチパンは出色の出来。ドライフルーツじゃないものを練り込むって水分量の加減とか難しくないんかな?アップルパイに入ってるような程よい瑞々しさのあるりんごの柔らかく甘い食感と、くるみのほんのりした苦味・硬さのアクセントがスンバラシイ。もちろん、大前提として生地は美味しい。クラストのパリっと感とクラムのふんわり感の対比が良好。

あと、マカダミアナッツのカンパーニュも予想以上に美味しかった。ナッツの風味が、定番のくるみとは違った味わいを引き出してる。

今回の3店舗の中ではここが一番好みかな。フィリングに一捻り加えたハード系パンに弱いねえ。


左二つがさんしょ屋、右がココロ。

こちらはパリゴ。

※2013/8/5 追記

Cocoroのレーズンパンを食べてみた。

見た目で予想していたよりもソフトな食感。クラストがパリっと硬いのかなと勝手に想像してたんだけど、表面が意外に脂っぽく、バターを相当使ってそう。

トーストで軽く焼いて食べてみたが、食感は食パンのそれに近い。バターでふんわりとエアが入ったクラムがサクサクとした歯ごたえで美味しい。レーズンはサルタナなんかの小さめのレーズンが入ってる。量は正直少なめだけど、生地が甘いのでこれ以上入れると甘くなりすぎるかもしれないし、膨らみが悪くなってこのサクサク感なくなるだろうし、これぐらいでいいのかな。

正直、予想していたよりもかなり美味い。同じく残してあったParigotのスティック状のくるみパンと一緒に食べたのだが、こちらは想像の域を出ない(といっても十分美味しいのだが)ものだったけど、Cocoroのレーズンパンの方はもう一回買いに行きたいと思わせてくれる何かを感じた。

ベーグルも未食だし、近々必ず再訪しよう。