ジテ通、固定ローラーのメリット

6時過ぎまでぐっすり。朝練無しでジテ通。河口往復プラスして27km。
今月839km
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夢屋のパンの感想。レーズン食パンはグリーンレーズンの味が合わなかったが、食パン生地自体は秀逸。パンネルや長者タイプのどっしり/もちもち系ではなくて、ふんわり/しっとり系。耳の部分は薄くて、トーストするとサクサクしてクロワッサン的な食感すら感じる。生で食べるよりもトースト前提かな。こんど普通の食パンも試してみよう。きっと美味しいはず。でも1枚あたりの満腹感が薄いから、6枚切りで3枚ぐらいペロッといきそうな感じが怖い。
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これ面白そうだな。
2012年2月1日より 「肥満遺伝子検査」 サービススタート!
日本人の97%で肥満に関わる遺伝子の変異が見られるらしくて、それを調べてくれるサービスだそうな。ま、調べたから何が変わるわけでもないが、話のネタにはできそう。お値段もまあ許せる範囲だが、関西では受けられるところがない。
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この冬は3本ローラーを引っ張り出してきたりしてちょこちょこ使っていたのだが、先週末からしばらくぶりに固定ローラーやってみると、自分はどうも固定の方がしっくりくる。
固定と3本のどちらもにそれぞれのメリット/デメリットがあるわけだが、3本にはなくて固定に特有のメリットを自分なりに考えてみた。

  1. 強い負荷をかけられること
  2. 斜度を付けた状態を疑似的に再現できること
  3. 「〜しながら練」ができること
  4. 自転車を静的な状態に保てること

まず1番めについてだが、これは言わずもがなで、誰もが認めるところだろう。負荷装置付きの3本も発売されているが、自分が知る限りやはり固定ほどの負荷はかけられない。よしんば今後ものすごい負荷をかけられる3本が発売されると仮定しても、3本の構造上いわゆるSFR的なローケイデンス・ハイトルク型のペダリングの練習はかなり難しいと言わざるを得ない(神がかってペダリングがキレイならバランスを保てるかもしれないが)。またL6以上の、なかば忘我の境地に達しつつ練習しないといけないような強度の練習も、あぶなっかしくて僕は3本ではしたくない。忘我の境地でも完璧なペダリングを保てるようなレベルまで達したらいいのかもしれないが、確か競輪選手もガチに追い込む練習の時は手すり付きの3本を使ったり、介助者付きで練習してるはず。
2つ目。ヒルクライムの練習においては斜度を付けた状態でのローラー練は必須。至極当たり前の話だが、斜度が違えば使う筋肉も違ってくるわけだから、目的のレースの斜度に近い状態を再現しないといけない。少し話がそれるが、斜度を付けるためのライザーブロックとしては、CycleOpsのものが飛び抜けて良い。少しかさばるのが難だが、前輪の固定力が優れているのはもちろんのこと、3種類の斜度を設定できるので、2つ併用すれば様々な斜度に設定できる。逆に最悪なのはミノウラ。ゴミ以外の何ものでもない。
3つ目。自転車の練習だけに時間を割けるならいいのだが、他にもやりたいことがいっぱいある状況では、「〜しながら練」ができるのは本当に助かる。L2〜L3下レベルの楽勝な強度の練習なんて特にそう。「そんなん言ってるからペダリングが下手なんだ」と言われるかもしれないが、そもそもこういうLSD的な強度の練習なんて3本でやろうが固定でやろうが退屈なことには違いないので、連日天気が悪いというような状況でもない限り極力実走でこなすようにしている練習だから、たまにするローラーの時間ぐらいあんまり気にしていない。固定でも汚いペダリングすれば回転音が不均一になるし、特にハイケイデンスでクルクルやってたら、ある程度キレイに回さないとぎくしゃくしてくるものだ。
最後が一番言いたかったことかもしれない。固定ローラーは自転車を静的な状態に保てる唯一の方法。よって、通常では絶対できない練習ができる。たとえば、自分の動作をゆっくり確認しながらペダリングの軌跡をチェックするという練習。僕の場合、部屋に鏡はないけども、ベランダへのガラス戸が鏡の役割を果たしてくれるので、視覚的に膝の位置や上体の傾きやらをチェックしながら練習することが出来る。3本だとどうしても微妙な左右への揺れが生じるため、たとえ鏡があっても細かいチェックはできない。野球を始め、およそあらゆるスポーツで、ゆっくりした動作でフォームをチェックするという練習が行われていることから、これが役に立たないはずはない。
竹谷選手の講習会で習った、「無負荷ペダリング」や「手放しダンシング」なんかも静的な状態にあるからこそできること。無負荷ペダリングとは固定ローラーの負荷装置を外した状態でペダリングを行う練習で、引き脚がどれぐらい使えていないかがホントによく分かる。手放しダンシングはダンシング時の左右への重心移動のタイミングを磨く練習で、これも想像以上に難しい。
逆に3本のメリットとされるペダリングがキレイになるっていうのも100%本当どうかちょっと怪しいなと最近思ってみたりもしている。たとえば明らかに膝が外を向いているようなペダリングであったとしても、それで左右のバランスが上手くとれていたら左右へのブレがなく「キレイなペダリング」っていうことになりかねない(実際には難しいだろうど)。他にも、本人が知らずに左右の脚長差があったとしたら、3本で矯正しているうちに余計に身体に変な負担がかかったりするかもしれない。
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別に3本をおとしめようという気持ちは全くなくて、自分はどっちも使っているから、うまく使い分けないとねっていう話。どっちが絶対によいというものでは決してなく、あくまで練習道具なので使う者の意識次第でどうとでもなるな、という当たり障りのない結論にたどり着いてしまった。逆に、ある程度の意識を持って使わないとどちらもメリットだけではなくて、予期せぬデメリットを生じかねないと感じる。
最後に、3本であれ、固定であれ絶対に間違ってはいけないのは「実走とは全く違う別もの」であるということ。あくまで実走に近づけているだけだ。実走では風の影響やら路面の変化やらの外的要因がかなり大きく影響する。たとえヒルクライムであったとしても、それを無視した室内練習だけで強くなるはずがない。