朝帰り練、「タンパク質と体重増加の意外な関係」からのダイエット論

昨日はお仕事終了が25時半。もうクッタクタ。だけど朝の定時出勤時間までに一旦帰宅せねばならぬ用事がある。不眠で帰宅するか、仮眠してから帰宅するかで迷ったが、後者を選択。4時まで寝て、少しお仕事してから4時半に職場を出発して朝帰り練。
徹夜に近い状態なので、眠気はほどほどで、例の妙なハイテンション状態。疲れているはずなのに武庫川CR河口まで往復と競馬場2周を追加。
CRでは今日も片脚ペダリングにトライ。だんだんスムーズに回せるようになってきているが、左脚がすぐタレる。
最近のもうひとつのマイブームのスプリント練を競馬場脇で実施。色んなフォームを試してトルクの伝達効率を上げようとしてみたり、ケイデンスを高めてみたりしても、なかなか1000Wの壁が破れない。スプリントに限らず平坦路の高速走行にも弱かったり、ヒルクライムでも激坂系は苦手だったりするあたり、か細いトルクをハイケイデンスでごまかしていたのもそろそろ限界が来ているということか。トルクを太らせるために、筋力アップを図らねばなるまい。
36km
今月600km
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家では風呂に入ってパンネルのパンを食っただけ。車通勤。今日も当直。あ〜、しんど。
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どうでもいいことだが、パンネルで僕の一番のお気に入りのレーズンパンのカロリーを計算したところ、どうやら800-900Kcal程度は最低でもありそう。いや、1000Kcalあるかも。いやあ、普通に一個丸ごと食べることよくあるんですが〜w
こりゃダイエットのために我慢せねばならんなあ。しばらくレーズンパンは封印して一回り小さいレーズンクッペまでにしておこう。


そんなパンの誘惑に日々悩まされているワタクシであるので、ダイエットの方法論には興味津々。色んな方法論があふれている話題であるが、自分的大原則としては「栄養素の割合云々は関係なく、摂取カロリーと消費カロリーの収支が全て」と固く信じている。
そこで最近「じてトレ」で紹介されていたこの記事。
onyourmark:「タンパク質と体重増加の意外な関係」
エンデューランス系競技の栄養学で推奨されていることが多い「高たんぱく/低脂肪食」へのアンチテーゼともいうべき研究が報告されている。この研究では、被験者はたんぱく質の摂取量の多寡によって3群に分けられた。たんぱく質摂取量の違いによるエネルギー差は、脂肪摂取量によって調整され、全員、一日に摂取する総エネルギー量は同一であった。つまり、高たんぱく/低脂肪群、中たんぱく/中脂肪群、低たんぱく/高脂肪群の3群で比較がなされたわけだ。かつ、一日の総エネルギー量が必要エネルギー+1000Kcalになるように調整された。全員食べ過ぎ状態になるわけだ。
結果は全員が体重増加。しかも低たんぱく/高脂肪群が最も体重増加が少ないというおまけつき。


クライマーに限らず自転車乗りは少なからずダイエットをしていることが多い。よく聞く話が「脂肪を摂ると太るから油ものは一切食べない」とか「脂肪分を摂ると身体に悪いから摂らない」とかいう内容。これ、多分間違ってる。というかロジックがおかしい。
脂肪分はグラムあたりのエネルギー量が多く、しかも一度に大量に摂取してしまいがちになるので総摂取カロリーが増えやすい。その結果として太りやすいから避けるべきだけであって、脂肪をたくさん摂ってもその分、総摂取カロリーを抑えれば太るわけがない。むしろ医学的に言えば、脂肪製剤なんていう点滴でわざわざ脂肪分を補ったりするぐらい、人間の恒常性維持には欠かせないものだ。たとえば細胞膜はリン脂質というものでできており、おそらく脂肪が極端に失われた状況ではこうした細胞膜の機能が損なわれることもあるだろう。
ただ、栄養バランスへの配慮が必要な側面もあって、たとえば以前からこのブログでよく取り上げているように、筋グリコーゲンの補充は糖質でしかなされないので、エンデューランスアスリートは低炭水化物食はありえない。むしろしっかり炭水化物を摂るべき。
また破壊された筋肉の修復には一定量のたんぱく質が必要であり、やはり低たんぱく質食もありえない。
炭水化物やたんぱく質が優先され、なおかつダイエットが必要になるからやむなく脂肪を制限する必要がでてくる。
運動後のどのタイミングでどういう内容の食事を摂るかという問題は残るにしても、1日のうちのどこかである程度の脂肪を摂取するぐらいの余裕はあると思うのだが・・・。「油もの抜き食」はもはや精神修養の世界の産物に思えてくる。さしずめ、エンデューランス教の「精進料理」か。


というわけでワタクシめは、シーズン中であろうがなかろうが、摂取カロリーに余裕があるときは、揚物でもなんでもガッツリ行きます!
それと自分的には最強のダイエット方法は「レコーディングダイエット」に尽きる。というかこれ以外は全部ダメ。
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こんなこと書いたら怒られるかもしれないが、自転車に乗っていて、ある意味一番幸せなこと。
それは「生活習慣病と無縁」であるということ。生活習慣病、なかでも糖尿病っていうのがとにかく厄介な病気であるというのは一般の方々以上に身に染みて存じておりますゆえ、生活習慣病がボチボチ気になり始める年頃にさしかかりつつある昨今、カロリーだけを気にして好きなもん食べられる今の生活をもたらしてくれる自転車に感謝感謝であります。
職場の食堂で、昼食に味気のなさそうなものを少量だけ食べていると「可愛そうに」とか「そんなに無理してダイエットせんでも」とか言われるんやけど、実は内心、「20年後にほくそ笑むのはこっちだぞ」と小悪魔が囁いておりまする。食べる時には食べる、食べたくない時には食べない。メリハリをつけているだけなんやけどね〜。